さいたま市は浦和や大宮など、埼玉県内でも主要の地域が集中していることもあり、調剤薬局、病院、ドラッグストアの求人はとても多いです。今回は、埼玉県内の薬剤師求人の給料相場や、実際にどんな求人があるのか、またさいたま市内で条件のいい求人を探す方法についてお話ししていきます。
さいたま市の薬剤師求人の給料相場は？
薬剤師の皆さんが勤務地を決めようと思った時に、まず気になるのはその地域の給料相場ではないでしょうか？せっかく転職し仕事をするのであれば、できるだけ給料の高い求人を選びたいですよね。そこで、参考に埼玉県の薬剤師求人の給料相場をご紹介したいと思います。
≪埼玉県の薬剤師求人の給料相場≫
| 20代 | 30代 | 40代 |
| 4,640,000円 | 5,220,000円 | 5,440,000円 |
※薬キャリ「【都道府県別】薬剤師の転職時年収」より
これはもちろん、年齢や薬剤師の実務経験年数、性別によっても変わりますので、どの求人にも当てはまる年収の金額ではありませんが、相場としてはこのくらいの金額になります。薬剤師の平均的な年収ともいえますね。
さいたま市の調剤薬局の薬剤師求人は、どのようなものがある？
では、まずはさいたま市内の調剤薬局の薬剤師求人をご紹介したいと思います。
さいたま市内の調剤薬局の求人は、比較的年収の最低ラインも400万円以上と、高めに設定されている求人が多いですね。休みも年間休日120日のところが多く、条件が良いといえます。
| 調剤薬局A（桜区） | アクセス：埼京線 南与野駅 徒歩13分
年収：400～700万円 勤務時間：9時～18時 休日：年間休日120日、年末年始、夏季休暇あり |
| 調剤薬局B（中央区） | アクセス：JR埼京線 北与野駅 徒歩13分
年収：500～650万円 勤務時間：9時～18時 休日：年間休日119日 |
| 調剤薬局C（緑区） | アクセス：JR京浜東北線 浦和駅 バス6分
年収：480～600万円 勤務時間：9時～19時半 休日：年間休日120日 |
※リクナビ薬剤師より
さいたま市の病院の薬剤師求人は、どのようなものがある？
では、次にさいたま市の病院の薬剤師求人をご紹介します。
| 病院A（桜区） | アクセス：JR埼京線 浦和駅 徒歩10分
年収：400～650万円 勤務時間：9時～17時 休日：年間休日123日、夏季休暇7～9月で3日 |
| 病院B（浦和区） | アクセス：JR京浜東北線 与野駅 徒歩11分
年収：400～500万円 勤務時間：9時～17時 休日：年間休日105日、日曜日＋平日1日（祝日勤務） |
| 病院C（西区） | アクセス：川越線 指扇駅
年収：380～500万円 勤務時間：8時～17時 休日：年間休日122日、4週8休制 |
※リクナビ薬剤師より
さいたま市内の病院の薬剤師求人は、他の地域と比べると9時～17時の求人が多いので、実働7時間と拘束時間が短いのはメリットです。とはいえ、休みが110日に満たない求人もあります。「休みが多くて、朝ゆっくり出勤できて…」と、勤務条件重視な方はなかなか自分に合った求人を見つけるのは難しいかもしれませんが、都心に劣らないくらい好条件の求人はありますので、探す価値アリですね。
さいたま市のドラッグストアの薬剤師求人は、どのようなものがある？
続いて、さいたま市内のドラッグストアの薬剤師求人をご紹介します。
| ドラッグストアA（緑区） | アクセス：JR武蔵野線 東浦和駅 徒歩1分
年収：440～600万円 勤務時間：9時＾19時 休日：年間休日113日 |
| ドラッグストアB（浦和区） | アクセス：JR高崎線 浦和駅 徒歩1分
年収：517～600万円 勤務時間：7時30分～22時 休日：年間休日114日 |
| ドラッグストアC（浦和区） | アクセス：JR京浜東北線 与野駅 徒歩3分
年収：460～700万円 勤務時間：10時～0時 休日：年間休日116日 |
※リクナビ薬剤師より
さいたま市内のドラッグストアの薬剤師求人では、浦和区が一番多いです（80件）。そういったこともあり、給料が高く、お休みが多い求人もほとんど。もちろん、大手企業や調剤薬局、病院もあります。家庭の事情で「どうしても家の近くで働かないと厳しい」といった場合を除き、さいたま市内の好条件の求人を探すのであれば、浦和区を中心に探してみるのも一つの方法ですね。
さいたま市の条件のいい薬剤師求人を見つけるコツ
これまでさいたま市の調剤薬局、病院、ドラッグストアの薬剤師求人をご紹介しましたが、いかがでしたか？
さいたま市の場合は都心から少し離れていますので、都心に比べると平均年収は若干高めです。とはいえ、中には年収の最低ラインが300万円代という求人もありますので、慎重に探したほうがいいですね。特に選択肢を増やすためにも、よりたくさんの求人情報を集めましょう。それには、薬剤師専門の転職サイトがおすすめです。
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さいたま市で求人を探す時に、薬剤師専門の転職エージェントを使った方がいい理由
転職経験のある薬剤師の方であれば、使ったことのあるご経験があるかもしれませんが、実はさいたま市の薬剤師求人は、転職エージェントを使って探したほうが、条件の良い求人が見つかります。理由は主に3つあります。
①さらに条件のいい非公開求人がある
都内同様、さいたま市内の薬剤師求人でも「年間休日120日以上」「年収500万円以上」といった内容の求人が数多くあります。でも、ネット上で見かける求人よりももっと条件のいい求人があったら、情報を知りたいと思いませんか？転職エージェントのサイトの中では公開求人はたくさんありますが、サイトに掲載されていない求人も、多くあります。そのほとんどが、実際に登録した人にしか教えない非公開求人なんです。そう考えると、ただネットで調べるだけではもったいないですよね。
②給料交渉をしてくれるから、自分で応募するよりも給料が高くなる
例えば、勤務時間も休みの日数も希望通り、通勤もしやすい。でも、給料があと少し高ければなあ…という求人を見かけたことはありませんか？「どうせ転職するなら条件がいい求人を選びたい」というのは誰もが考えることですから、そう考えるのは当たり前のことです。でも、だからといって諦めるのはもったいないです。あと給料が希望通りであれば、全部自分の希望が叶うのであれば、転職エージェントの担当の人に相談してみましょう。基本的に給料交渉してくれるので、勤務時間・休み・給料全部自分の希望通りになる可能性も十分あります。自分で直接応募していたら、給料交渉なんてできないですよね。
③職場の内情を聞けるから、転職に失敗しない
「面接の時は雰囲気良かったから受けてみたけど、実際はイメージしてたような職場じゃなかった…」と思ったことはありませんか？実は、転職前にきちんと情報を集められていなかったことが原因です。もしその職場に転職する前に「癖のある薬剤師がいる」「残業が多くて、定時に帰れることはめったにない」と分かっていたら、最初から選ばないですよね。せっかくの転職で失敗しないためにも、転職エージェントからしっかりと内情を聞くことは大切です。
転職エージェントによってさいたま市の薬剤師求人の数も違う！2～3社は使おう
転職エージェントを使うことによって、さいたま市で長く働ける薬剤師の求人を見つけられるというのはお分かりいただけたと思います。でも、薬剤師の転職エージェントはたくさんあります。そんな中、「一つ使えばいいや」と思っているかもしれませんが、できれば2～3社併用して使った方がいいです。どうしてかというと、会社によって求人の数が違う場合があるからです。
例えば、転職エージェント3社で比較してみたいと思います。サイトに掲載されている求人だけでも、埼玉県内だけでも、こんなに求人の総数は異なります。
≪転職エージェント3社の埼玉県内の薬剤師求人数≫
| リクナビ薬剤師 | 2494件 |
| マイナビ薬剤師 | 2049件 |
| 薬キャリ | 2759件 |
※2017年5月現在
※公開求人のみ
この3社の中だと、薬キャリが一番埼玉県の求人が多いことが分かりますね。とはいえ、これらはあくまでも公開求人のみになりますし、掲載している数は少なくても希望に合った求人がある可能性もありますので、2～3社は使った方がいいといえます。
さいたま市の薬剤師求人を探す時は、ハローワークも併用して使おう
…と、ここまで転職エージェントの話ばかりしてきてしまいましたが、他の手段を否定している訳ではありません。ハローワークも併用して探してみましょう。中にはハローワークを使ってすでに求人を探し始めている人も多いと思いますが、そういった方でもハローワークと転職エージェントは両方使った方がいいですね。
どうしてかというと、ハローワークにしか載っていない求人もあるからです。とはいえ、ハローワークに載っている求人情報は、給料は概算（300～600万円など）ですし、求人票にスタッフの写真が載っている訳でもないので、職場の様子はまったく分かりません…。でも、基本的にハローワークに載っている求人も転職エージェントで扱っているので、ハローワークで気になっている求人の詳細を、転職エージェントに問い合わせてもOKです。ハローワークに載っていたからといって、ハローワークじゃないと応募できない、なんていう決まりはありません。これが効率よく情報を集めるコツなのです。
実際にさいたま市の求人を探して、転職をした薬剤師の体験談
では、ここでさいたま市の求人に転職をした薬剤師の方々の転職の体験談をご紹介したいと思います。
①20代半ば／川上さん（女性）
新卒で入職した病院が、自分が思ったようにスキルが積めなかったこともあって、転職することにしました。さいたま市の内科中心の病院だったので、患者さんもほぼ同じ疾患、扱う薬剤もほとんど同じで、代わり映えしませんでした…。それで、思い切って急性期の病院に転職を決めました。前の病院に比べると年収は低くなりますが、その分学べることは多いかなと。でも実際に働き始めたら、思った以上に外来の患者さんが多いのでかなり忙しかったですね。前の病院とのギャップがすごい…。自分のイメージが先行し過ぎてしまったので、もっとちゃんと情報集めてから転職すればよかったです。
②30代前半／中野さん（男性）
前までは病院で働いていましたが、病棟の夜勤が体力的にきつくなってきたので、外来の薬剤部で働けるような求人を探していました。ネットでたまたま探して見つけたのが、転職サイトです。今まで興味なくてあまり使ったことがなかったんですけど、これが正解でしたねー。働きながらの転職活動だったので、自分一人で探していたら、職場決まるまでに数か月かかっていたと思います。実際には一か月で転職できました。薬剤師不足の病院ってこともあったからかもしれませんが、情報集まるのは早かったですね。お陰で、今は日勤だけで働けて体調も良くなってきています。
③40代前半／近藤さん（女性）
今まで子育てに専念していたので、10年くらいブランクがありました。調剤薬局しか経験がなかったので、また調剤薬局がいいなと思ってさいたま市内で求人を探しました。最初ハローワークで求人を探していましたが、人間関係とか、子育てしながら働く薬剤師の割合がよく分からなかったですね…。他にも求人サイトとかと一緒に使って、何件か面接に行っているのですが、まだ納得できるような職場がなくて、転職活動中です。
転職に妥協したくない、という薬剤師さんは多いと思います。実際にさいたま市内で転職した人達からの体験談からも分かるように、情報がなくて失敗したという人もいました。今、転職するか悩んでいる人もいるかもしれませんが、まずは情報を集めてみるのはいかがですか？転職を成功させるためにも、まずは動き出してみましょう。
◎参考URL
リクナビ薬剤師
・さいたま市の調剤薬局求人
・さいたま市内のドラッグストア求人
・さいたま市内の病院求人
マイナビ薬剤師
薬キャリ
https://pcareer.m3.com/needs/data.htm?page=chart&nid=100
※その他の部分は、前職の経験を元に記事を書いています