在宅医療の薬剤師のススメ!

薬剤師が転職で年収アップさせるコツ

「今の職場の給料が安い」「転職してもっと給料上げたいけど、どうすればいいの?」…と思って悩んでいませんか?給料は仕事のモチベーションにも関わりますし、年収をアップさせたいと誰もが思うものです。そこで今回は、元転職エージェントで働いていた私の経験を元に、薬剤師が年収アップできる10の方法をご紹介します。

薬剤師が転職で年収アップさせるコツ①:管理職に就く

  • スポンサーリンク

    薬剤師で年収アップ:管理薬剤師のポジションに就く

まず一つ目は「管理職に昇格することで、昇給アップを狙う」というものです。

薬剤師の管理職は働き先によって肩書が異なりますが、病院や調剤薬局、ドラッグストアや製薬会社などで一番活躍している管理職は「管理薬剤師」です。

管理薬剤師になれる基準は職場によって異なりますが、基本的に何か試験があるというよりかは、日ごろの業務や、薬剤師を含む他の従業員との関わり方(コミュニケーション力)が評価され、管理薬剤師へ昇進できるケースがほとんどです。

また、管理薬剤師の給料については、職場にもよりますが年収500~700万円が相場です。ドラッグストアであれば年収800万円まで見込めます。

また、病院の薬剤部であれば薬剤部長というポジションもあります。管理職で年収アップを目指すのであれば、それぞれの職場に合った役職を目指して、日々の仕事にコツコツと取り組んでいきましょう。

薬剤師が転職で年収アップさせるコツ②:認定薬剤師を取得する

  • 薬剤師で年収アップ:職場によっては、認定薬剤師の取得で資格手当がつく

少し難易度は高くなりますが、認定薬剤師を目指し、資格手当を得ることによって年収アップを狙うという方法があります。各種類の認定薬剤師によって資格取得方法は異なりますが、少なくとも薬剤師の必要経験年数があったり、規定の試験を受ける必要があります。

例えば「がん療法に興味がある」「漢方薬に特化して専門知識を身につけたい」など、薬剤師としてやりたい分野がある人にとっては、知識やスキルが身に付き、しかも年収アップできるのでオススメです。

資格手当はそれほど高くはなく、手当の金額は職場によって差がありますが、資格手当の相場は大体1~8万円程度です。また、認定薬剤師を持っていれば専門薬剤師という、更に上の薬のエキスパートの資格の取得できるようになります。

  • 薬剤師で年収アップ:認定薬剤師の資格一覧

ここで、認定薬剤師には一体どのようなものがあるのか、ご紹介します。これらの資格の中で興味のあるものがあれば、例えばその治療を専門的にやっている病院や、資格取得支援を積極的に行っている病院へ転職するという方法もありますね。

資格名 認定団体
糖尿病薬物療法認定薬剤師 一般社団法人日本くすりと糖尿病学会
腎臓病薬物療法認定薬剤師 日本腎臓病薬物療法学会
抗菌化学療法認定薬剤師 日本化学療法学会
救急認定薬剤師 日本臨床救急医学会
公認スポーツファーマシスト 公益財団法人 日本アンチ・ドーピング機構(JADA)
プライマリ・ケア認定薬剤師 日本プライマリ・ケア連合学会
緩和薬物療法認定薬剤師 日本緩和医療薬学会
認定実務実習指導薬剤師 日本薬剤師研修センター
研修認定薬剤師 日本薬剤師研修センター
日本医療薬学会認定薬剤師 日本医療薬学会
漢方薬・生薬認定薬剤師 日本薬剤師研修センターと日本生薬学会が合同認定
妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師 日本病院薬剤師会
HIV感染症薬物療法認定薬剤師 日本病院薬剤師会
精神科薬物療法認定薬剤師 日本病院薬剤師会
感染制御認定薬剤師 日本病院薬剤師会
がん薬物療法認定薬剤師 日本病院薬剤師会

薬剤師が転職で年収アップさせるコツ③:独立して開局する

  • 薬剤師で年収アップ:経営ノウハウを学ぶ

薬剤師が転職で年収をアップさせるコツの3つ目として、「独立して開局する」という方法があります。この記事を読んでいる人の中には、独立を視野に入れて経験を積んでいるという人もいるのではないでしょうか。

薬剤師が独立して開局するメリットとしては、自分の好きなように薬局を運営できるということや、経営が安定すれば今よりも収入がアップできるということが挙げられます。

しかし、独立開局したからといって必ずしも収入が安定するとも限らないですし、誰でもできるという訳ではなく、薬局経営のノウハウを学ぶ必要があります。当たり前かもしれませんが、薬剤師以外の仕事(事務作業)も増えますし、責任も増えます。しかし、実際に自分で薬局を経営するともなれば薬剤以外の知識を身に付けることができますので、自分のスキルアップに繋がりますね。

気になる薬局経営者の年収ですが、開局して軌道に乗った後、目安としては1500~1800万円程度です。しかし、これは門前薬局なのか、近くにライバル薬局があるかによっても年収は異なります。

薬剤師が転職で年収アップさせるコツ④:営業職の求人を探す

薬剤師で年収アップ:

MRやMSは薬剤師の中でも年収が高い

皆さんもご存知かもしれませんが、薬剤師の中でも特に年収が高いのがMRやMSです。ちなみにMRとMSの違いですが、MR(メディカル・レプリゼンタティブ)の仕事内容は「自社の医薬品の情報提供」、MS(マーケティング・スペシャリスト)の仕事内容は「数多くの医薬品の販売と情報提供を行う」お仕事です。MRは自社の新薬を医療機関に情報提供することに対して、MSは定期的に医療機関や調剤薬局に薬剤を供給しています。仕事内容は若干違いますが、どちらも営業職になります。

年収については1,000万円程度。実績が良ければ1,000万円を超える人も多くいる職種です。

薬剤師が転職で年収アップさせるコツ⑤:地道に経験を積む

  • 薬剤師で年収アップ:経験を積めば評価される、スキルアップできる

これは転職先で地道に経験を積んでいくという方法です。目先の収入よりも、年功序列のように「年齢に見合った給料をもらえればいい」という考えの人は、転職先で地道に経験を積んでいき、職場の信頼と評価を得ることで年収をアップさせるという方法もあります。しかし、職場にもよりますが薬剤師の昇給率は低いところもあるので、年収アップまでかなりの時間がかかってしまう可能性があります。

薬剤師が転職で年収アップさせるコツ⑥:国公立病院で安定を狙う

  • 薬剤師で年収アップ:国公立病院で着実にアップできる

年収を着実にアップさせたい、退職金もしっかり欲しいという人におすすめなのが、国公立病院に転職するという方法です。国公立病院の給料は初任給が安いものの、勤続年数を重ねるにつれて着実に基本給が上がり、それに伴ってボーナスもアップしていきます。よって、年収が大幅にアップできることが期待できます。民間病院と違って経営が安定しているので、倒産する心配もほぼありません。定年まで働けば退職金もしっかりもらえますので、「安定が欲しい」という薬剤師にとってはピッタリな職場といえます。

ただ、国公立病院に勤める場合は公務員になりますので、全国転勤の可能性もあります。自分のライフスタイルと合わせて働き先を選びたいところです。

薬剤師が転職で年収アップさせるコツ⑦:コミュニケーション能力を身に付ける

  • 薬剤師で年収アップ:これだけでも年収20万円アップも。「組織に貢献できる」というアピールを

実は転職活動の時の面接の評価次第で、年収をアップさせるという方法もあります。面接の何を評価されるかというと「コミュニケーション能力」です。もしかしたら皆さんの周りでもいるかもしれませんが、薬剤師の中でもコミュニケーション能力があまり高くない人が中にはいます。医療機関や企業が求めているのは、言うまでもなく「コミュニケーション能力が高い人」なので、「うちの病院(会社)の組織に貢献してくれそう」と判断されれば、年収で20万円アップできるケースもあるのです。(しかし評価基準は職場によっても異なります)。

薬剤師が転職で年収アップさせるコツ⑧:地方の薬局を受ける

  • 薬剤師で年収アップ:地方の薬局は人手不足で給料が高い傾向がある

「転職先は都心にこだわらず、地方でもいい」という人は、地方の薬局求人を探してみましょう。地方は薬剤師不足が深刻している地域もあるので、そういった地域は年収が高く設定されていることがあります。年齢や性別にもよりますが、年収で50~100万円ほど変わることもありますので、勤務地にこだわらず、給料アップが最優先という薬剤師さんは幅広く求人を探してみましょう。

薬剤師が転職で年収アップさせるコツ⑨:実績を上げる

  • 薬剤師で年収アップ:自分の価値や実績を上げることで、面接の時に評価してもらい、年収アップに繋げる

先ほど「コミュニケーション能力が年収アップに繋がる」とお話ししましたが、自分の仕事の実績を評価してもらい、年収アップに繋げるという方法もあります。「ずっと平社員で実績ないから、自分には無理だ」と思う人もいるかもしれませんが、転職してから実績を作っても遅くありません。自分が実績を積めるような職場を選ぶ方法もあります。「貴社なら自分のやりたいことができる、スキルアップできる」と前向きな志望理由を話せば、採用に繋がり、長い目で見て年収がアップできるチャンスに恵まれるのです。

薬剤師が転職で年収アップさせるコツ⑩:手当がより高い求人を探す

  • 薬剤師で年収アップ:残業代や住宅手当、ボーナスが多い職場を選ぶ

今よりも残業代や住宅手当、資格手当、そしてボーナスの実績(年5か月分など)がより多く支給される求人を選ぶという方法もあります。この手当があるかないかで、年収に大きく差が出ます。できれば求人に応募する前に、どの手当がいくらあるのかチェックするようにしましょう。特に残業代については1分単位で出るところもあれば、15分、30分単位、上司の許可がないと支給されない…という職場もあります。残業ゼロの職場は少ないですから、念のため確認するようにしましょう。手当が手厚い職場であれば、初年度から年収をアップさせることは十分可能です。

自分に合った方法で年収をアップさせよう

これまで薬剤師が年収をアップさせる方法を10個お話しさせていただきましたが、いかがでしたか?薬剤師が10人いれば、考えやライフスタイル、目指す方向性も10通りあると思います。まずは自分の年収がアップできる求人がないか、探してみてください。

≪参考URL≫

薬剤師年収アップの方法

http://xn--u9j1pp57eeidz8so3ttk6auyip0u.com/pharmacist-change-jobs/pharmacist-job-change-annual-income-up.html

手当てについて

https://pjob.mediwis.com/column/jobchange/moneyup/

面接でコミュニケーション力をアピールして年収アップを狙う

http://dora3.jp/salary/

MSとMRの違い

https://www.tohoyk.co.jp/ja/recruit/industry/ms/

調剤薬局経営者の年収

http://www.onenationworkingtogether.org/48482

認定薬剤師の資格の種類一覧

https://rikunabi-yakuzaishi.jp/contents/license/1/

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
ツールバーへスキップ