在宅医療の薬剤師のススメ!

薬剤師の就職・転職面接対策で必要なことは何?

いざ受けたい求人が決まっていたとしても、履歴書や職務経歴書の書き方でつまずき、「面接でどのように答えていいか分からない…」など、どう対策していいか分からずに悩んでいませんか?希望の職場で内定をもらうためにも、面接対策はとても大切です。どんな医療機関(企業)の選考であっても、しっかり面接対策を行ってから望むようにしましょう。そこで今回は、履歴書や職務経歴書の書き方や面接のマナー、面接でよく聞かれる質問についてお話ししていきます!

薬剤師の面接対策で必要なこと≪履歴書・職務経歴書編≫

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薬剤師の面接対策:書類選考で通過しやすい志望動機の書き方

面接の前に、第一関門として書類選考があります。ほとんどの医療機関(企業)で書類選考があるので、「書類だから…」と気を抜かずに対策しましょう。志望動機一つで(面接前ではありますが)第一印象が変わるので、下記の例文を参考に、志望動機を書いてみましょう。もちろん、全く一緒はよくありませんので、「自分にしか書けない」志望動機を考えることが大切です。

志望動機を書くコツは主に3つあります。

薬剤師の面接対策:①転職先で、薬剤師としてどのような自分を目指していきたいか?

「この病院で薬剤師として、どのような成果を挙げていきたいのか」「目指す薬剤師像」を具体的に考え、記載していくことがポイントです。「どう書けばいいか分からない」「将来について考えがまとまっていない」という場合は、自己分析を行ってより具体的な内容を書くようにしていきましょう。

≪志望動機NG例≫

よくあるのが「地域密着型の貴院で、薬剤師として患者さんに貢献していきたい」といったような内容のもの。これだと誰でも書けてしまうので、オリジナリティに欠けます。自分独自の志望動機にはなりません。

≪志望動機OK例≫

例えば「これまでは漢方薬を中心に学んで参りました。貴院は漢方薬による治療を中心に行っているので、貴院でこれまで学んだことを生かしつつ、自分自身のスキルも高めていけると思い、志望しました。」という内容であれば、今までの経験を踏まえた上で、より具体的で、面接官もあなたの将来をイメージしやすい内容になります。

薬剤師の面接対策:②なぜ他の医療機関(企業)ではなく、この職場を希望なのか?

一概に「病院がいい」「調剤薬局がいい」といっても、正直なところ他にも同じような職場はたくさんあります。その数ある職場の中でも、どうしてこの医療機関(企業)を選んだのかを書いていきましょう。もし分からない場合は、就活生がよく行う企業研究を行い、「この職場は◎◎が特徴」「あの病院は△△に力を入れていて…」など、きちんと違いを認識することも大切です。

  • 薬剤師の面接対策:自己PRは、これまでの体験を具体的に書こう

転職の際の自己PRは、主に困難を乗り越えた経験談や成功体験談を、履歴書(職務経歴書)のスペースが許す限り具体的に書いていくことがポイントです。これによって、企業側から見ると「うちの会社でもし困ったことがあっても、乗り越えてくれそう」という様なイメージがつきやすくなり、「この薬剤師はうちの会社にとって採用するメリットがある」と認識してもらえるのです。

  • これまでの経歴の退職理由のつじつまが合うか、チェックしよう

何回か転職経験のある方に限ったお話しになってしまいますが、退職理由や志望動機のつじつまが合うかを、最後にチェックするようにしましょう。もしつじつまが合わないのであれば、必要に応じて退職理由の表現を変えていくことをおすすめします。

一体どういうことかというと、例えば、Aさんという薬剤師がいて、このような経歴を持っていたとします。

・○○総合病院の薬剤部(新卒)

退職理由:多忙で毎回残業になってしまい体調不良になったため

・○○総合病院の薬剤部

退職理由:漢方薬専門の調剤薬局に転職を希望したため

・○○調剤薬局(現職)

面接の時にこの経歴を見た面接官は「忙しくてついていけずに、最初の総合病院を辞めたはずなのに、どうして次もまた総合病院なんだろう?」と思われる可能性があります。面接の時にきちんと説明できれば問題はありませんが、書類選考がある職場の場合は、退職理由で不合格になる場合も十分あり得ます。できれば面接官が履歴書を見た時に、一目で納得してもらえるような退職理由を書いておくといいですね。

薬剤師の面接対策で必要なこと≪面接マナー編≫

では、次に面接の際のマナーについてお話ししていきます。

  • 薬剤師の面接対策:第一印象が内定への鍵になる!面接時は服装選びに気を付けよう

面接の時にはシンプルに、ブラックやグレー、ネイビーといった落ち着いた色のスーツを着用しましょう。「医療職種なのに、一般企業と同じ格好なの?」「オフィスカジュアルでいいのでは?」と思う薬剤師さんもいるかもしれませんが、面接時のスーツ着用は一般企業だけでなく、薬剤師も同じになります。

スーツは就職活動の時に着ていたものでも大丈夫ですが、久しぶりに着ると当時とサイズが変わっている可能性がありますので、当日に慌てないよう、前もって一度着てみましょう。

そして面接時の服装は、清潔感がとても大切です。医療機関で働くので、清潔感があるかどうかは一番に見られますし、第一印象にも関わってきます。スーツの着こなしだけでなく、靴やカバンもきちんと手入れした綺麗なものを持参するようにしましょう。また、転職活動の面接でおしゃれを意識する必要はありません。ブランドものの小物等は避けるのが無難です。

薬剤師の面接対策:よく聞かれる質問一覧

次に、薬剤師の面接でよく聞かれる質問を解説していきます。どこの医療機関(企業)も同じような質問をされるという訳ではありませんし、職場によっては「ほとんど何も聞かれなかった…」というケースもありますが、何を聞かれても答えられるよう、事前に準備だけはしておきましょう。

≪質問一覧(入社した後について)≫

①なぜ(調剤薬局の薬剤師・病院の薬剤師・MR)になろうと思いましたか?

②あなたの強みは何ですか?また、当社でどのように生かせると思いますか?

③当社を志望した理由を教えてください。

④当社に入ったら、どのようなことをやりたいですか?

⑤この業界に必要なことは、何だと思いますか?

⑥この業界は今後どうなっていくか、あなたの考えを教えてください。

⑦今回の転職で、他にどのような企業を受けていますか?

⑧(病院の場合)当直や残業がありますが、どのような働き方を考えていますか?

⑨当社では定期的に店舗移動や転勤がありますが、どのような働き方を考えていますか?

 

≪質問一覧(仕事に対する考え方)≫

①あなたにとって仕事とは何ですか?

②今後のキャリアプランを教えてください

③あなたは今後の仕事を通じて、どのように成長していきたいですか?

④5年後、10年後の自分を、ライフプランを含めて教えてください

薬剤師の面接対策:面接の最後に聞かれる「質問」について

面接の最後に「何か質問はありますか?」ということを必ずといっていいほど聞かれます。このような質問をされた時は、積極的に聞いてみたいことを質問してみてください。ただし、「残業や休日」といった勤務条件よりも、仕事内容を中心に聞いた方が相手の印象も良いです。だからといって勤務条件について質問してはいけない、ということではありません。勤務条件に関する疑問は、できれば面接前(もしくは求人に応募する前)に解決するようにしましょう。

面接の質問についてですが、「どういう風に答えればいいか分からない」という場合は、転職エージェントのアドバイザーさんに相談するのがおすすめです。転職エージェントであればマンツーマンで面接対策してくれるので、自信を持って面接に臨むことができますね。

薬剤師の面接対策:職場によっても面接で聞かれる内容は異なる!

先ほど面接で聞かれる、一般的な質問内容についてお話ししていきましたが「職場によっても聞かれる内容は違う」というお話しをしたのを覚えていますか?ここでは具体的にドラッグストアや病院、調剤薬局の面接でよく聞かれる内容について、お話ししていきたいと思います。

薬剤師の面接対策:ドラッグストアの薬剤師の場合

≪ドラッグストアでよく聞かれる質問内容≫

①なぜドラッグストアを志望しましたか?

②もし入社したとして、この先薬剤師以外の配置転換がある可能性もありますが、大丈夫ですか?

③入社したら、どのようなことにチャレンジしてみたいですか?

④当社の魅力は何だと思いますか?

※ドラッグストアの面接の注意点※

ドラッグストアの面接では、「どんな職種でもチャレンジします」とアピールすることが重要になります。ドラッグストアの場合は配属先が店舗であれば、店舗業務も任される可能性が高いからです。その場合は薬剤師以外の業務経験も必要になるので、入社した後のキャリアプランもお話しできるようにしておきましょう。

薬剤師の面接対策:国公立病院などの公務員系薬剤師の場合

≪公務員系薬剤師でよく聞かれる質問≫

①この仕事を希望したきっかけ(理由)は何ですか?

②公務員になるので、定期的な異動など業務内容や働き方が変わる可能性がありますが、大丈夫ですか?

③あなたにとって、薬剤師とはどのようなものですか?

④あなたの性格に公務員薬剤師の仕事は合っていると思いますか?

※公務員系薬剤師の面接の注意点※

公務員系の薬剤師は、働き先の選択肢がとても多いですので、自分がどのような職場で働きたいのかを事前にリサーチしておくことも大切です。

薬剤師の面接対策:病院の薬剤師の場合

≪病院の薬剤師面接でよく聞かれる質問≫

①なぜ薬剤師になろうと思いましたか?

②投薬治療に関して賛否両論ありますが、あなたはどう思いますか?

③普段、どのようにストレスを発散していますか?

④インシデントやアクシデントの経験はありますか?

※病院薬剤師の面接で注意したいこと※

基本的に病院は他の職種とのチームワークが大切になることもあり、面接では自分のできることをアピールしすぎず、自分を客観的にみながら話すことも大切です(コミュニケーション能力をみられるため)。そのため、周りのスタッフとも連携を取りながら、スムーズに仕事ができることをアピールできると尚よいですね。

薬剤師の面接対策:調剤薬局の薬剤師の場合

≪調剤薬局の面接でよく聞かれる内容≫

①入社したらどんなことがしたいですか?

②前職の退職理由を教えてください

③弊社でのキャリアプランは何か考えていますか?

※調剤薬局の面接の注意点※

調剤薬局の面接を受ける時は、入社したい調剤薬局の中長期計画をよく調べ、自分が薬剤師としてやりたいことをアピールしていきましょう。今後のビジョンを話すことは、調剤薬局側からも「この人が長く働いてくれそう」と印象づけることができ、それがアピールに繋がります。

≪参考URL≫

志望動機、よく聞かれる質問、マナーなど

http://www.hop-job.com/post-100210/

https://1st.m3career.com/countermeasure/common-interview-questions/

志望動機の書き方について

https://1st.m3career.com/manners/how-to-write-shibodoki/

履歴書の書き方について

https://pcareer.m3.com/1st/2018/usefuls/39

※その他の部分は、前職の経験を元に書いています。

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