在宅医療の薬剤師になるメリット
在宅医療の薬剤師のメリットは、主に3つです。
1 コミュニケーション能力が身に付く
2 地域医療に貢献できる
3 調剤薬局によっては高給与が期待できる!
1 コミュニケーション能力が身に付く
在宅医療の薬剤師の一番のメリットと言ってもいいほど、コミュニケーション能力が身に
付きます。まずは患者さんとのコミュニケーションについてです。先ほども少しお話しし
ましたが、薬剤師の立場って医師や看護師に比べて患者さんが本音を話してもらいやすい
のです。
患者さんからしたら、薬剤師は「近所のお嬢さん」みたいなイメージなんですよね。
そのため薬剤師は患者さんとも信頼関係を築きやすいです。
もう一つは他職種とのコミュニケーション力が身に付きます。
在宅医療の薬剤師は医師や看護師、ケアマネージャーと連携して、患者さんと接することになります。
薬剤師は医師や看護師、ケアマネージャーの要望も汲み取っていったり、患者さんの要望も伝えたりします。薬剤師がいるからこそ、治療がスムーズに進むのです。
2 地域医療に貢献できる
※画像はちょっと田舎すぎですが笑
薬剤師さんであれば皆さんご存知かもしれませんが…今や「患者さんが処方箋をしっかり飲まずに飲み残してしまう」というのは全国的に問題になり訪問医療ができる薬剤師需要が増えています。
私が担当している患者さんもそうです。
今訪問しているお宅の患者さんは、私(薬剤師)が来るまでは患者さんの薬の管理がしきれていなかったそうです。スーパーの袋の大きさで一袋分飲まれてなかったこともしょっちゅうあったって、訪問看護師さんから聞いていました。こういった場面に直面する分、自分自信が一人ひとりの患者さんに服薬管理ができるので、そういった面ではやりがいを感じています。
3 調剤薬局によっては高給与が狙える!
在宅医療や訪問医療で給料が高くなるかは、就職する調剤薬局によって変わります。
私の場合、前は病院の薬剤部勤務だったのですが、給料は忙しい割りに安かったですね…
調剤薬局によって金額は違いますが、年収700万円以上の高給与の求人も結構ありました。
在宅医療の薬剤師のお給料は?
在宅医療の薬剤師の給料は、
経験にもよりますが正社員で年収600~700万円くらい。
パートやアルバイトですと時給2,300~3,000円あたりが相場ですね。
年収400万程度だった私としては非常に嬉しい金額でした。
なぜこのように高給かというと。
①国のあっせんで医療費を抑える必要があるから
…高齢化がすすみベッド数が足りない状況であったり、医療費を抑える必要があり病院勤務の薬剤師の人材予算を削減する方向になっています。
そこで、入院から在宅医療への転換を行うことで医療のバランスをとらなくてはならない状況になってきているのです。
②そして在宅医療ができる薬剤師がまだまだ不足しているから
まだまだ、在宅医療の薬剤師については少しづつ認知はされているものの、現場の状況が知られていなかったりメリットを感じる風潮も生まれておらず、現場のニーズが先走ってしまっている傾向があります。
給料に幅があるのも事実で、それは地域や調剤薬局によって金額に幅が出るからです。特に薬剤師は求人数も増えています。病院やクリニックよりも転職はしやすいです。
もし相場よりも高給与を希望の場合は、転職エージェントにお願いしましょう。
給与UPを狙いたい方は特に転職エージェントを利用したほうがいいです。なぜかについては5章で紹介します。
管理人あや:おすすめエージェント