在宅医療の薬剤師になるまで[序章]
こんな職場やめてやるううう!!
私が大学の薬学部を卒業して就職したのは、400床規模の総合病院の薬剤部でした。
総合病院ということもあって、一日の外来の患者さんの数が2000人、多くて3000人という病院。かなり忙しかったです。
薬剤師の元々の人数も2~3人くらいだったので、かなりバタバタしていましたね。私の同期は体調崩して一年くらいで辞めてしまいました(泣)そんな状態が3年続いたんです。
3年我慢した後、とうとうあの女が現れた…
それで3年経った時に、同じ法人の病院から異動で一人先輩薬剤師の人が配属されました。女性の薬剤師だったんですが…。
実は、この先輩薬剤師からパワハラを受けることになるのです。
その先輩薬剤師が異動してきて2週間。病院の忙しさは相変わらずでした。
休憩もロクにとれなくて、いつも忙しいし残業も増える一方。
でも私は「最低でも5年は働く!」という考えがその当時あったので
(今思うと、よくそんなこと考えていたなと思いますが)、仕事を必死にやっていました。
遊びもほとんどせず。
ある時、例の先輩薬剤師から仕事の注意を受けました。
確かにその時は私がいけなかったです、でも次第にエスカレートしていきました。
「なんでこんなこともできないの?」
「この仕事のやり方じゃ成長できないよ?」
「もう薬剤師辞めたほうがいいんじゃない?」…というような内容を毎日のように言われました。
もう頭にきて上司に相談しました。返事は…
「俺はどうすることもできない」と。
・・・。
もう更に頭にきましたよ。
どうやらこの先輩薬剤師、院内でもパワハラで有名らしく、前の病院でも他の薬剤師からの相談が絶えなくて、いろいろ理由つけてうちの病院に異動になったとか。
詳しいことは教えてもらえなかったんですけど、誰もこの先輩薬剤師に太刀打ちできないそうです。
私はこの話を聞いて
「こんな職場にずっといてたまるか!!」
「絶対5年で転職しよう」と決意しました。
それで辛い2年間を乗り越え、在宅医療の薬剤師に転職して今に至ります。
いや、転職して本当によかったです(涙)。
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