在宅医療の薬剤師のススメ!

薬剤師の転職サイトは、何を基準に選べばいいの?

「次の転職で薬剤師の転職サイト使ってみたいけど、色々ありすぎて何を使っていいのか分からない…」そう考えている人も多いのではないでしょうか?

薬剤師の転職サイトは大手から中小まで、幅広い規模の会社が運営していますが、その数は10社を超えます…。

さすがに10社を全部登録するのは難しいですよね。

転職サイトは一人ひとりの薬剤師に対して担当がつきますから、10社登録したら10人の担当者とやりとりしないといけません…!それはちょっと非現実的です。では、薬剤師の転職サイトはどんな基準で選べばいいのでしょうか?お話ししていきたいと思います。

薬剤師の転職サイトは、何を基準に選べばいいの?

正直、「どの転職サイトが一番いいの?」と言われても、一概に「絶対このサイトがいい!」と全員の薬剤師の人に対して、同じようなアドバイスはいえません。どうしてかというと、皆さんが求めている情報や、転職活動のスタイルによって、使うべき転職サイトが変わってくるからです。確かに薬剤師の転職サイトは、ホームページだけ見ると「何が違うのかよく分からない」「どの転職サイトも一緒なんじゃ…」と感じるかもしれませんが、実は、それぞれのエージェントによって特徴が分かれているんです。

ただ単に「このサイトが有名だから、とりあえず登録すればいいか…」と思って登録してしまうと、結局思ったような転職活動ができなくて、登録損になってしまうかもしれません。それだけは避けたいですよね。

ここでは、皆さんがどんな基準で転職サイトを選べばいいのかをお話ししていきます。

薬剤師の転職サイトは、以下の4つの基準で選ぶことをおすすめします。

①すぐに転職したい?それとも転職時期は先?

②自分が住んでる地域に、転職サイトの支社はあるか

③職場の内部情報に詳しいか

④一回に紹介される求人数は多いか、少ないか

スポンサーリンク

①すぐに転職したい?それとも転職時期は先?

基本的に薬剤師の転職サイトは、すぐに転職したい薬剤師と、「半年~一年後」という長期スパンでサポートを希望する薬剤師、両方サポートしてくれます。でも「すぐに転職したい」のであれば、転職サイトは選んだ方がいいですね。どうしてかというと、転職サイトによって対応スピードが違うからです。これも薬剤師の求人情報が多い(およそ4~5万件)という転職サイトであれば、希望の求人が見つかりやすいですが、求人数が少ないサイトであれば、希望の求人がすぐ出てくるとも限りません。もしかしたら、一から調べる形になる可能性もあります。転職サイトの会社にもよりますが、基本的に求人を一から探そうと思うと、一件ずつ電話をかけ、求人を確認します。意外とこれが時間がかかるので、そうなると、もし「2週間以内に転職したい」と思った時、間に合わない可能性が高いです。なので、もし転職希望の時期が比較的早いのであれば、求人がどこよりも多い転職サイトを使った方が良いといえます。

②自分が住んでいる地域に、転職サイトの支社はあるか

関東や関西だと、基本的にどの薬剤師の転職サイトも支社があるのですが、地方によっては支社がないこともあります。そうなると何がデメリットかというと、以下の2点が挙げられます。

・自分が希望する勤務地で、土地勘のあるアドバイザーがいない

・求人情報が薄い

「全国対応」とかかれている薬剤師の転職サイトがほとんどですが、支社を見てみると関東や関西のみ、なんてことが良くあります。そういった会社は、地方にある職場(調剤薬局や病院、ドラッグストア)に実際に出向かず、電話だけでやりとりしていることが多いです。そういったこともあって、薬剤師がアドバイザーに求人に対して質問したり、通勤距離について相談しても、返答がスムーズでなかったり、話がかみ合わないなんてこともあるのです…。この状態だと、ちょっと安心して任せられないですよね。だからこそ、関東や関西以外の地方で勤務希望の方は、全国の広い範囲に支社がある転職サイトを使った方がいいといえるのです。

③職場の内部情報に詳しいか

職場の内部事情に詳しいかどうかも、重要です。転職サイトを使うメリットの一つが「求人の内部事情を聞ける」ということなので、この情報が薄かったら、そもそも転職サイトを使うメリットがなくなってしまいます。ちなみに職場の内部事情とは、具体的にこのような内容が聞けます。

・スタッフ同士の人間関係は良い?

・実際の残業時間はどのくらい?定時で帰れる?

・離職率はどのくらい?

・どのくらい昇給するの?

…などなど、どれも求人を探す時は知っておきたい情報ばかりですよね。

ちゃんと働いている薬剤師にアンケートを取っている転職エージェントを使いましょう。

④一回に紹介される求人数は多いか、少ないか

転職しようと思った時に、薬剤師求人の選択肢の多さは大切です。よほど希望が多い場合は確かに求人が1~2件しかない、ということもありますが、できれば5~10件もの求人の中から選びたいものです。選択肢が少なければ少ないほど、転職を失敗しかねません。

薬剤師の転職サイトの中には、例えば「年収が500万円以上で、年間休日120日以上、駅近の求人を探してほしい」と希望をしても、2~3件しか紹介してくれないところもあります。それで、「この求人しかないんです」「ここから選んでください」と、半ば強制的に選ばされるようなサイトも、中にはあるのです…。もちろん、こんな強制的に求人を選ばせるようなサイトはごく少数で、大半の転職サイトが薬剤師のペースや希望に合わせて進めてくれます。が、もしこのようなサイトに当たってしまったら、他の転職サイトを使うことも視野に入れた方がいいですね。

ここまで読んでいただくと、「じゃあ、結局どんな転職サイト使えばいいの?」と疑問に思いますよね。今回ご紹介した基準に見合った転職サイトをご紹介していきたいと思います。

一日でも早く転職したいなら、リクナビ薬剤師

まず、「今すぐ転職したい!」「今月にも転職したい」という薬剤師さんにおすすめなのがリクナビ薬剤師です。リクナビ薬剤師を使って、なんと3日で転職した薬剤師さんもいるので、例えば「1週間以内に転職したい」「今月には転職しないと困る」という薬剤師さんも、すぐ転職先が決められます。では、ここで求人数がどのくらいあるのか見てみましょう。

≪リクナビ薬剤師の、病院/ドラッグストア/調剤薬局/企業の求人数≫

調剤薬局 32,269件
ドラッグストア(調剤併設・OTCのみを含む) 10,025件
病院 2,475件
企業 95件

(2017年5月現在)※公開求人のみ

リクナビ薬剤師の場合は幅広い職種の薬剤師求人の、最新情報が常に入る導線が整っていることもあり、「すぐに転職したい」という薬剤師に対しても、すぐに求人情報を教えてくれたり、連絡のレスポンスがとても速いです。だから「すぐに転職したい」という希望が叶えられます。

職場の内情に詳しいマイナビ薬剤師

次にマイナビ薬剤師ですが、マイナビ薬剤師の特徴は内部情報が多く教えてもらえること、あとは全国に支社があるので、地方に住んでいる人でも相談しやすく、希望に合った求人が見つかりやすいのでおすすめです。では、マイナビ薬剤師の公開求人数をみてみましょう。

≪マイナビ薬剤師の、病院/ドラッグストア/調剤薬局/企業の求人数≫

調剤薬局 28,829件
ドラッグストア(調剤併設・OTCのみを含む) 12,365件
病院 2,117件
企業 97件

(2017年5月現在)※公開求人のみ

求人数はリクナビ薬剤師に比べると少し少ないですが、内部情報は圧倒的にマイナビ薬剤師の方が多いといえます。なぜかというと、マイナビ薬剤師のCAが自分の足で求人を出している職場まで行って、目で見て情報を仕入れているからです。これは全国に支社があるからこそ、できることですね。だから薬剤師も安心して転職することができます。

≪マイナビ薬剤師の支社一覧≫

東京、埼玉、船橋、横浜、札幌、仙台、名古屋、大阪、京都、神戸、岡山、広島、福岡

紹介される求人数が多い薬キャリエージェント

そして3つ目は、薬キャリエージェントです。こちらは一回に紹介される求人の数が多いこともあり、「色んな求人を見て、じっくり探したい」という薬剤師さんに向いています。

≪薬キャリエージェントの、病院/ドラッグストア/調剤薬局/企業の求人数≫

調剤薬局 8,743件
ドラッグストア(調剤併設・OTCのみを含む) 2,607件
病院 638件
企業 81件

(2017年5月現在)※公開求人のみ

求人数だけ見てみると、リクナビ薬剤師やマイナビ薬剤師に比べて公開求人数が少ないです。それなのにどうして一回に紹介される求人数が10件と多いのかというと、非公開求人が多いことが挙げられます。もちろん、非公開求人なので求人数は公開されていませんが、非公開求人を紹介してもらえるということは、その求人を知っているライバルが少ないということが言えるので、より条件に合った求人が見つかるのです。薬キャリエージェントは、リクナビ薬剤師、もしくはマイナビ薬剤師と合わせて使いたいサイトといえます。

転職サイトは自分の希望に合ったところを使おう

ここまで、薬剤師の転職サイトの選び方や、どんな転職サイトを選ぶべきか…ということについてお話ししてきましたが、いかがでしたか?薬剤師の転職サイトはたくさんありますが、それぞれの薬剤師さんによって、選ぶべきサイトは違う、ということをお分かりいただけたのではないかと思います。

まずは一つ使ってみるのもよし、2~3個比べて、自分が使いやすい転職サイトを選んでも良いです。一つに絞って使わないといけない、という決まりはありません。自分に合ったアドバイザーさんが見つかるか…という問題もありますので、最低でも2つは使ってみた方がいいですね。自分のペースで進められる、そして自分の希望に合った求人が見つかるサイトを使っていきましょう。

◎参考URL

リクナビ薬剤師(全国の求人数を確認)

https://rikunabi-yakuzaishi.jp/

マイナビ薬剤師(全国の求人数、拠点を確認)

https://pharma.mynavi.jp/

薬キャリエージェント(全国の求人数を確認)

https://agent.m3career.com/

ドラおじさん(記事の内容を参考)

http://dora3.jp/jobsite/

※その他の内容は、前職の経験をもとに書いています。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
ツールバーへスキップ